つくった人間が、
毎日それで店を回している
私たちはレンタカー事業者向けの業務アプリをつくっていますが、それとは別に自分たちでも沖縄でレンタカーを運営しています。理由は単純で、使わないと分からないからです。この記事は、自分の店で使っていて見つかった不便と、その直し方の記録です。
- なぜ自分たちでもレンタカーを運営しているのか
- 不便は「機能の不足」としては現れない
- 実際に直した3つのこと
- 予約処理を他社に委託するという形
- よくある質問
なぜ自分たちでもレンタカーを運営しているのか
使わないと分からないからです。予約が重なったときに最初に見る画面はどれか、繁忙期に触らなくなる機能はどれか、外国のお客様が最初に尋ねてくるのは何か。こうしたことは仕様書からは出てきません。
規模は大きくありません。月に数十件の世界です。けれども小さい事業者が何に詰まるかを、毎月わが身で確かめている——これがこの製品にとって、一番安いのに一番効く品質保証だと考えています。
不便は「機能の不足」としては現れない
自社で運営していて分かったのは、困りごとが大きな機能の不足としてではなく、毎日触るところの小さな引っかかりとして出てくるということでした。「あの機能がない」ではなく「この操作が地味に面倒」の形をしています。
メモが改行できなかった
予約一覧からその場で書けるスタッフメモは、リターンキーが「完了」に割り当てられていて改行できませんでした。表示も3行までで、書いた内容が隠れます。
リターンキーを改行に戻し、保存はキーボード上のツールバーへ移し、表示を5行に広げました。iOSではリターンキーが1つしかないため、改行と保存を同じキーに割り当てられないことが原因でした。
他社の予約を見ているとき、キーボードで一覧が消えた
加盟店として別会社の予約を見ている状態でメモを開くと、画面が二重に縮んで一覧が消えました。画面の入れ子構造が原因で、外側と内側の両方がキーボードぶんの高さを引いていたためです。
貸渡証の法定項目は、設定で消せないようにした
貸渡証には法律で必ず載せる項目があります。レンタゲートでは借受人・運転者・車両・期間・事務所・遵守事項・貸渡人は常に表示され、設定でオフにできません。設定できるのは料金・人数・メモ・メーター・署名といった任意項目だけです。
自分たちが交付する側なので、設定ミスで法定項目が抜けることを、構造的に起こらないようにしておきたかったのです。
予約処理を、他社に委託するという形
私たちの店は、予約処理そのものを別の事業者に委託しています。小さい事業者が繁忙期に人を増やさずに回すには、現実的な選択です。ただしシステムから見ると同じ予約が2社の台帳に現れるという厄介な形になります。
普通なら重複として弾くか、片方を消してしまうところです。レンタゲートはこれを異常として扱いません。受託分は「受託」と分かる形で表示し、集計するときには二重に数えないよう分けて出します。
足してはいけないものを、足せないようにしてある。この仕組みが要ったのは、私たち自身がその状態で困ったからです。
メモが改行できないことに最初に苛立つのは私たちです。法定項目が抜けたら困るのも、まず私たちです。レンタゲートは月額30,000円(税別)、初期費用0円。営業所の規模や台数による追加料金はありません。
レンタゲートを見る →よくある質問
私たち自身が月に数十件の規模で使っています。台数による追加料金はなく、最低契約期間もありません。
私たちの店で必要になったため、受託分を分けて表示する形にしています。ただし一般的な機能として設計したものではないため、同じ運用をお考えの場合は個別にご相談ください。
必要ありません。iPhone・iPad と Webブラウザで動きます。車載機器の設置もありません。