販売サイトが2つでも、
在庫連動に意味はあるのか

私たちはレンタカー事業者向けの仕組みをつくっていますが、それとは別に自分たちでも沖縄でレンタカーを運営しています。規模は大きくありません。扱う販売チャネルは2つだけです。この記事は、その小さな店で「台帳はほんとうに要るのか」を確かめた記録です。
- なぜ自分たちでもレンタカーをやっているのか
- 販売サイトが2つでも在庫連動は必要か
- 台帳が割れるのは、サイト数ではなく経路の数
- だから「手で入れた値を上書きしない」が要る
- よくある質問
なぜ自分たちでもレンタカーを運営しているのですか?
使わないと分からないからです。予約が重なったときに最初に見る画面はどれか、繁忙期に触らなくなる機能はどれか、こうしたことは仕様書からは出てきません。私たちの店は小さく、月に数十件の世界です。その小ささごと、小さい事業者の目線を持っていることに意味があると考えています。
販売サイトが2つでも、在庫連動は必要ですか?
必要になるかどうかは、サイトの数ではなく「在庫の数字が入ってくる経路の数」で決まります。私たちのブログでも「販売サイトが1つなら不要」と書いています。ところが2つになった時点で、台帳は割れはじめます。
私たちの店の販売チャネルは、自社チャネルと外部の販売サイトの2つです。それでも在庫の内訳を1日ぶん開くと、同じ車種が別の表記で2行に並んでいる組み合わせがありました。片方には車両IDが付き、片方には付いていません。取り込みの経路が2つあった跡です。
面白かったのは、その扱われ方でした。ある1組だけ、誰かが片方を手で「0台」にしていました。重複に気づいた人が、仕組みで解けない問題を手で押さえた跡です。ほかの組は両方とも売りに出たままでした。
つまり気づいて押さえたものと、気づかれずに残っているものが同居していた。台帳を開くまで、私たち自身がそれを知りませんでした。
なぜ「手動調整を上書きしない」が要るのですか?
もし在庫連動が台帳の計算結果をそのまま正として上書きしていたら、手で入れた「0台」は次の同期で消えます。そして消えた瞬間に、押さえていたはずの枠が売りに出ます。レンタコネクトは、画面で手動調整した日の値を、送信で上書きしません。ただし販売サイトで直接変えた数は、送信を有効にした商品ではレンタコネクトの値に戻ります。手で押さえる枠は、レンタコネクトの側で調整します。
差が画面に出たときに、台帳の数字を販売サイトへ反映するか、販売サイトの数字を台帳に採用するかは事業者が選びます。販売サイトの値で台帳を自動的に書き換えることはありません。自動化の程度を上げすぎると、現場の判断を機械が奪って事故になります。
販売サイトへ送る在庫数も、「車両の残り」と「その車が入っている車種グループの残り」の小さいほうです。マイナスにはしません。片方だけを見れば、いま挙げたような重なりはそのまま超過販売になります。
導入初日に、販売サイトへ書き込むのですか?
接続直後は観測モードです。販売サイトの数字を読み取って台帳と突き合わせ、差分を表示するだけで書き込みません。台帳の取り込みと在庫の照合を済ませ、事業者が販売サイトごとに送信を有効にして、はじめて同期が始まります。開始の前に、サイトの値がどれだけ変わるかを画面で確かめられます。
台帳が割れたまま送信を始めれば、正しかったサイト側の数字を壊します。私たちの台帳も、開いてみるまで割れていることに気づいていませんでした。だから「まず読むだけ」から始める形にしてあります。
レンタコネクトが行わないこと
- 販売サイトの値で、台帳を自動で書き換えること(どちらに合わせるかは事業者が選びます)
- 画面で手動調整した日の値を、送信で上書きすること
- 接続した直後に、販売サイトへ書き込むこと
- 複数の販売サイトの送信を、一括で開始すること
同じ車種が二重に並んでいないか。片方だけ手で0にされていないか。レンタコネクトは初期費用0円、月額10,000円(税別)から。導入時の無料試用をご相談いただけます。車両を増やしても料金は変わりません。
レンタコネクトを見る →よくある質問
サイトの数ではなく、在庫の数字が入ってくる経路の数で決まります。まず自社の台帳を開いて、同じ車種が二重に並んでいないかを確認してください。並んでいなければ、急ぐ必要はありません。
レンタコネクトの画面で手動調整した日の値は、送信で上書きしません。送信を有効にした商品では、販売サイトで直接変えた数はレンタコネクトの値に戻るため、手で押さえたい枠はレンタコネクトで手動調整します。差が出たときにどちらへ合わせるかは事業者が選びます。手作業で押さえている値を自動で消すと、その瞬間に二重予約が起きるためです。
導入直後は観測モードで、書き込みません。台帳の取り込みと在庫の照合を済ませ、事業者がサイトごとに送信を有効にして初めて同期が始まります。一括での開始は行いません。
私たち自身が月に数十件の規模で使っています。車両を増やしても料金は変わらず、最低契約期間もありません。
出典
- 台帳の内訳は、当社が沖縄で運営するレンタカー(販売チャネル2つ)の自社データです。
- 送る在庫数の決め方(車両の残りと車種グループの残りの小さいほう)、観測モードと事業者によるサイトごとの送信開始、手動調整の扱い、販売サイトの値で台帳を書き換えないことは、当社のレンタコネクトの実装にもとづく記述です(2026年9月12日時点)。